「畳敷きの大空間に」

最近では、フローリングがメインで畳敷きの家が少なくなっています。しかし逆転の発想で、全面を畳敷きにするというのも一つのアイデアと言えます。

たとえば小さい敷地の２階建ての家なら、１階はキッチンやダイニング、浴室で、こちらはフローリング。そして、２階は部屋を区切らず全面に畳を敷き、和風旅館のようなイメージにするのです。来客は２階の広々した畳の空間に座ってもらいます。椅子やソファだと、人数分そろえるのがたいへんですが、畳敷きなら、座布団を多めに用意すれば、何人来ても大丈夫。また、赤ちゃんや小さい子どもなら、それぞれ好きな場所で遊んだり、ごろごろ寝転がったりすることもできます。そして、夜は家族全員の布団を敷いて寝室に。折りたためる座卓など、できるだけ家具は最小限にして、空間自体を楽しめるようにするのがポイント。掃除がしやすい点も大きな収穫です。

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