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保健の授業「4つの健康」②

2020.11.10
家づくり教室

家づくり教室5時限目:保健の後半です。
前半はこちらをご覧ください。

窓の結露は、皆さん経験があるかと思います。
結露が厄介なのは、その水滴にカビが発生し、それをエサにダニが繁殖することです。
これが喘息、せき、くしゃみ、アトピーの原因になります。

小児喘息ガイドというものが発表されております。
親が子供にしてあげられる対策として、建物で緩和できるとすれば、
それがそもそも備わっているとすれば、安心だと思いいます。
余計な心配をする必要がありませんので、親御さんの気持ちも楽になり、また健康改善のお手伝いができると考えています。

話は変わって、死亡事故についてです。

交通事故と家庭内の事故では、どちらが多いでしょうか?
年間に交通事故で亡くなる人が5,000人に対して、
家庭内の事故で亡くなる人は14,000人です。

現在ではもっと差ができて、交通事故4,000人に対して、家庭内事故17,000人と、家の中で亡くなる人が増えてきています。

交通事故で亡くなる人が減少したのは、自動車の安全性能が高くなったことと、交通ルールを守る人が増え、事故が起きにくくなったのが要因だと考えられています。

では、家庭内の事故が増加しているのはなぜでしょうか?

これは、対策がおざなりになっているので、数字が増えているのです。
適当なルールや基準の設定、防止対策をしてこなかったことが要因と言えます。

家庭内の事故として、入浴中の急死17,000人との新聞記事があります。
夜、寝室からトイレに行く時の温度差を考えた時、寝ている時の布団の中と深夜のトイレでは、20℃以上もの温度差があります。
洗面脱衣所やお風呂以上に、ヒートショックの危険があるのです。

節約の為に我慢をするお気持ちはよく分かりますが、節電対策で寒さを我慢していたりすると
このような事故の原因にもなりかねません。

しかし、家の断熱性能を高めれば、我慢する必要はなくなります。
家の機能として温度差が少なく設計されておりますので、少ないエネルギーでも暖かく過ごすことができ、光熱費も節約できる。
お得な家を建てることはできるのです。

これら家庭内の事故対策として、国土交通省が「健康維持増進住宅のシンポジウム」を開くなどして、これから家を建てる方たちに向けて、健康維持増進について理解が深まるよう取り組みを行っています。

「健康に暮らすための住まいと住まい方のエビデンス集」という本がでたり、
「ピンピンコロリの家を建てる方法」というものがクローズアップされてきていて、
多くの方が健康について敏感になってきているのがわかると思います。

松崎工務店は「建学の精神」を掲げております。

「住宅は人の生涯最大の買い物であり、最大の財産である」
私どもは、最大の買い物をされるお客さまの財産を守るという気持ちでおります。
健康な暮らしをするためには、断熱・気密性能を上げ、長い年月それを保持すること。
そして、適切な換気を配置するなどして建物を湿気から守り、建物そのものを守ることが大切と考えています。

以上で、5時限目 保健の授業を終わります。ありがとうございました。

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